2023.08.09
お知らせ
農業生産法人情熱カンパニーで医療用品メーカーの新⼊社員研修を実施!アシストスーツを着用し農業体験
当社は、野菜や米を栽培する農業生産法人の株式会社情熱カンパニー(本社:徳島県阿南市 代表取締役:三木義和)で、2023年7月20日(木)・21日(金)に新入社員研修を実施しました。新入社員14名は当社のアシストスーツを装着し、2日間オクラの収穫や種まき等の農業体験を行いました。
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研修の背景
当社では、毎年1泊2日の新入社員研修を行っています(2020年度及び2021年度はコロナウイルスの流行に伴い中止)。これまでの宿泊研修は座学形式で、過去の自分を振り返り、当社の考え方を学び、未来のなりたい姿に対して目標を設定していきました。本年度は、新しいことに挑戦し新たな視点から学びを得るために、これまでと異なる形式で研修を行うことを検討しました。そこで、以前より当社代表と親交があった、徳島県阿南市の株式会社情熱カンパニー代表取締役の三木社長に依頼し、農業体験の実施が決定しました。
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研修の目的
① 自分自身の課題の解決
農業体験という日常業務と異なる体験を通して自らの課題を客観的に捉えなおすことで、改善・解決することを目的とします。
② 農業体験を通しての体得
農業体験では、普段の環境とは全く違う環境で「働く」ということを理解することができます。そうした体験の中で分かる新たな「仕事観」の醸成や、障がい者の方と共に作業することでの気づき、農業を通じて「生きる力」、「食への感謝の気持ち」を学ぶことを目的とします。
③ アシストスーツの現場体験と社内へのフィードバック
当社のアシストスーツを情熱カンパニーの従業員の方に着用していただきます。また、新入社員一同も実際に農業の現場で使用します。自ら体験したことや、長く現場で働いている方に体感して頂いた声から、農家さんの立場に立ったモノづくりを考え、「本当のお困りごとは何か」「解決するにはどうしたらよいか」を利他の心で考えて社内に還元することを目的とします。
④ 仲間との関係構築
これから働いていくうえで、一緒に入社した仲間の存在は大きな支えになります。困った時や悩みがある時に助け合ったり声を掛け合える仲間がいるということを再認識し、今後も仲間のことを想ってお互いに支え合っていけるような関係性づくりを行うことを目的とします。
- 体験内容
オクラの収穫
収穫の目安が10~15センチの大きさに育ったものとされており、長さを測りながら基準値にあったものを収穫していきました。また、オクラの成長は早く、収穫が1日遅れただけで規格外となり売り物にならない可能性が大きいため、収穫漏れが無いように細かく確認しました。
収穫したオクラの選別・パッキング
10㎝以上13㎝未満の大きさのものとそれ以外のものとで選別を行いました。長さの目安となるゲージにオクラを合わせて長さを確認しました。選別したオクラを袋にパッキングする際には、自動で袋詰めされたオクラを回収する作業を行いました。
チンゲンサイ・キャベツの播種
ポット土入れ機を用いてポットに均等に土を敷き、吸引精密播種機を用いてポットの土へチンゲンサイやキャベツの種まきを行いました。キャベツの種まきでは、真夏の暑さでも土が乾燥しにくいよう、苦土石灰を上に被せました。
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株式会社情熱カンパニー 代表取締役 三木義和社長 コメント
農作業におけるアシストスーツ活用に期待が高まりました。特に同じ動作を繰り返す作業(種まき、キャベツ収穫、オクラ収穫、ネギ選別、オクラ選別など)での評価が良かったです。真夏の暑さはありますが、アシストスーツを脱ぐと体への作業負担が軽減されていたことが実感できたというスタッフもいました。秋から初夏にかけては特に体を激しく使う作業が多いので、シーズンを通して疲労感や作業スピードを検証していきたいです。また、障がいを抱えていて体力や筋力に自信が持てないスタッフもアシストスーツを使ってみたところ、いつもより楽に作業ができたと嬉しそうに話していました。今後は、作業負担が減ることによる農作業の担い手確保と、こなせる作業量が増えることによる自尊心向上の実現に向け、ダイヤ工業のアシストスーツを活用していきたいと考えています。初めての社員研修の受け入れでしたが、新入社員のみなさんの表情がすばらしく一緒に農作業を楽しむことができました。農業は生きる力の産業です。今後はこの社員研修を、農作業を通して生きる力を体感でき、働く意味の再発見に繋げられるようなものにしたいと思います。
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ダイヤ工業株式会社 新入社員 コメント
様々なことを体験し、実りのある2日間でした。普段当たり前のように食べているオクラですが、どのように育つかを見たことがなく、今回の体験を通して初めて見て驚きました。三木社長が「障がいを持っている方や難病の方は動けないことにコンプレックスを抱えている。アシストスーツは、彼らの自尊心を上げてくれる。ありがとう」とお話されていました。アシストスーツ=労働負担軽減というイメージが強かった為、そのような観点での役立ち方もあるということを知り、感動しました。当社製品を情熱カンパニーの従業員の方に説明し、実際に装着していただくと喜んでくださり、嬉しかったとともに益々当社製品のことが好きになりました。オフィスを飛び出しての研修は、非常に刺激的で得るものが多くありました。この研修の学びを活かして新入社員一同フレッシュな気持ちを忘れず、成長していきます。
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ダイヤ工業株式会社 人事担当 コメント
例年は座学を中心に新⼊社員研修を行っていましたが、今年度は農業体験という新たな挑戦ができました。ただ農業体験をしたという内容で終わらせない為に、事前に新⼊社員が⾃⾝の課題を出し、⽬標を持った上で農業体験に臨みました。その結果、⾃分の業務と関連を⾒つけ、どんなことからも学ぶ⾃発的な⾏動や発⾔が多くなりました。業態は違いますが、思いを込めて作った商品をお客様に届ける部分は共通しており、当社の業務に活かせる点も多く⾒つかりました。その中でも、⼆⽇間⼀緒に過ごしてくださった情熱カンパニーの三⽊社⻑と従業員の皆様から「仲間を思いやる⾏動を必ず実践すること」、「仲間に感謝すること」、「仲間と幸せに暮らすこと」という 大切な心得を教えていただき、普段の業務や座学の研修だけでは学ぶことのできない考えを身をもって体感する事ができました。農業体験を通じた研修は、新⼊社員だけではなく、⼈事担当者にも新たな発⾒が多くあり、本当に充実した研修になりました。また、⼈事担当者として、新⼊社員が最⼤限に学びを得られる⽀援の仕⽅や、研修の可能性などを考えるきっかけになりました。今後も新入社員を含めた従業員の成長に繋がる新たな研修に挑戦し、既定の枠にとらわれず、時代に合った研修を進めていきます。
【株式会社情熱カンパニー】
所在地:〒774-0017 徳島県阿南市見能林町渡り瀬128
代表者:三木義和
設立:2014年4月2日
Tel:0884-28-9138
メールアドレス:319@live.jp
URL:https://www.jonetsu-company.com/
事業内容:野菜・お米の生産販売 農業から始まるビジネス