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2023.03.02

お知らせ

従業員の健康に配慮した経営を目指す「岡山 健康経営®を考える会」が発足。「健康経営®」を県内の32の中小企業が連携して推進。

当社は、2023年2月10日(金)に発足した、従業員の健康に配慮した経営を目指す「岡山 健康経営®を考える会」の会員となりました。今後、会員企業とともに岡山県の健康経営®の推進を行ってまいります。

「岡山 健康経営®を考える会」とは

本会は、設立発起法人 株式会社フジワラテクノアート、セリオ株式会社、株式会社コンケン、株式会社ニッカリ、一般財団法人淳風会を含め、本会の趣旨に賛同した県内の32の中小企業が集まり2023年2月10日(金)に設立されました。本会は会員の相互の連携を通じ、「従業員の健康」と「企業の発展」を両立する「健康経営®」への取り組みを促進、充実させることを目的としています。企業と働く従業員の健康ならびに幸せを願い皆で学び、皆で実践することによって岡山の企業の発展と地方発の健康経営®の在り方を全国に発信します。

■発足の背景

厚労省が2022年12月に公表した2020年時点の都道府県別平均寿命で岡山は男性81.90歳、女性88.29歳となり、とりわけ女性は全国第1位となっています。一方で健康寿命については2019年時点で男性72.28歳、女性76.04歳となっており、健康寿命の低さが指摘されています。他方、岡山県の中小規模法人の健康経営®に対する関心が非常に高いことは、「健康経営優良法人2022」の中小規模法人部門に認定された法人数にも顕れています。岡山県では444法人が認定され、これは大阪、愛知、東京、兵庫に次ぐ第5位でした。
本会の発足により、県内の中小規模法人が連携して広く国内外の情報、事例等の収集を進めるとともに、それぞれの健康施策、ノウハウを会員同士で共有し、共通の課題については新たな共同検討の機会を設けて、岡山の状況に即した施策開発、改善を目指し、本会を設立いたしました。

■発足式典について

2023年2月10日(金)に「岡山 健康経営®を考える会 発足記念式典・記念講演会」が行われました。本会の趣旨の説明や宣言が行われ、発足を記念して東京大学大学院医学系研究科 総合放射線腫瘍学講座 特任教授 中川恵一先生から「がん対策は経営課題」と題し、がん対策へ企業が積極的に取り組む必要性についての講演がありました。

■当社の健康経営の取り組み

当社は、2022年3月9日「健康経営優良法人2022(中小規模法人部門)」に認定されました。2021年に引き続き2年連続の認定となります。医療用品の提供を通じてお客さまに”快適な生活を提案”する企業として、積極的に心と体の健康づくりに取り組み、従業員の健康推進を図る企業を目指します。また、当社に関わる全ての人に健康づくりの事業活動を通じて社会に貢献していきます。
主な取り組みの内容は以下の通りです。

【主な取り組み内容】
・運動機会の増進
社内の健康チェックシステムを活用し、毎月個人の体力年齢を算出する。
算出された結果を元に、各個人に対してオススメのトレーニングメニューを提示する。
また、社屋内のフィットネスジム利用を促進し、健康増進を行う。

・定期健診受診率向上
健康診断受診率100%達成を目指し経営者、健康づくり委員会、安全衛生委員会による情報共有、また未実施者に対する受診推奨を行う。

・従業員の喫煙率低下
敷地内禁煙を行い、喫煙可能な時間を休憩時間のみに制限する。また、社用車は全車禁煙とする。
経営者・健康づくり担当者による定期的な状況確認を行い、喫煙率の改善を図る。

【URL】https://www.daiyak.co.jp/company/sdgs.html#health

■今後の展望

今後、岡山の環境に適応する健康経営®をどう実現させるかという視点で、
・政府方針、学説等を含めた健康経営への理解促進
・外部専門家を招いての勉強会
・健康経営事例研究
・中小企業法人でも取り組めるノウハウの共有
・共同研究を通じた施策開発・改善
・岡山の生活・経営環境に根差した指標の検討・活用
・岡山県内外への情報発信
・その他本会の目的達成に必要な取り組み
等の活動を行っていくことを想定しています。高齢化が進む社会の中で、企業の活性化、社員の満足度向上、生産性の向上につながる健康経営®への関心は高まりつつあります。本会から、まずは岡山県内の中小企業の健康経営®への取り組みを促進し、将来的には企業規模、経済圏にこだわらない岡山発の健康経営モデルの全国への発信を目指します。